想像力と仕事の未来2030
さらに2030年には、どのような未来が待っているのでしょうか。未来の事は誰にも分かりませんが、PwCは、「2030年の仕事の未来」について興味深いレポートを出しています。
このレポートは、PwCが英国オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールと共同で行った調査を基に作成され、テクノロジーの進歩、世界的な景気変動、高齢化、気候変動や資源不足といった「メガトレンド」によって引き起こされる可能性のある「4つの可能性のある仕事の未来」と、それに伴う働き方の変化を描写しています。
詳細は、PwCの下記のレポートをご覧ください。
Workforce of the future 2030 「働き方改革」の未来予想 (pwc.com)
このPwCが予測する4つの世界のシナリオはどれも全く異なる環境ではありますが、どのシナリオ下でも共通しているのは、オートメーションや人工知能などのテクノロジーが社会に取り込まれているということです。テクノロジーの急速な進歩は単純な未来予測を困難にしている半面、それだけ個人、企業、社会にとって無限に近い選択肢を生み出しているとも解釈することができます。また、PwCは、機械により業務が置き換わることで、「人は、問題解決、リーダーシップ、EQ(情緒的知性)、共感や創造性のスキルを高めていくことができる」とし、さらに機械が入るすき間のないような「創造性、イノベーション、想像力、デザインスキルなどのスキルが企業の価値基準に合わせ優先順位付けされていく」と示唆しています。
この見解は、同社の世界CEO意識調査に参加した世界中のビジネスリーダーにより支持されているものだとし、将来の人材に求めるトップスキルは、特に問題解決能力、柔軟性、協調性、リーダーシップ、創造性、イノベーションだった、とのことです。しかし、ビジネスにとって最大の脅威はこの必要としているスキルを探すことだとの見解を示しています。
私どもでは、この必要としているスキルの1つである想像力を向上させるメカニズムを研究しています。